ギターライブラリ【001】【EKO 700-4V イタリア製】
EKO(イタリア製) 700-4V 1962年~68年位まで生産され 色々なバージョンあり、専用ケースつき 700が型式で 4がPU数 Vがビブラート付きです。
見難いのですが ノブのてっぺんも スパークル仕様となっています。
ヘッドにはブランドロゴは元々無く このピックガード上にあるEKOの文字がブランドロゴです
このギター無茶苦茶程度が良く お客様カードみたいな物が付いていました
ヘッドはペンギンみたいな形で 110回で紹介した 河合楽器のヘッドに似ています
ヘッド裏は オープンペグで マイナスネジ おそらく1965年以前かな ヘッド先に見えるかな、Made in Italyのスタンプ
このギター ボディー裏にも秘密があります。 なんと ボディーを覆うようにセルロイドを貼り付けてあります。 どうですか この輝き! すごいでしょ~
このギターを真似たのが グヤトーン LG-200Tであることは間違いありません。
お互いをアップにしました PUの横にあるスイッチの並びが 酷似していますね。
こちらがグヤトーンのスイッチ スイッチに書いてある文字に注目 スイッチの形まで似ています
EKOのスイッチ 書いてあるものが 殆ど同じです(笑)
私の持っている4マイクのギターたち おそらくEKOの影響大ですね
EKOはVOXなどのメーカーのギターを一部作っており、60年代のヨーロッパにおける知名度は抜群でした、価格も高価でなくそこそこの価格で買えたギターメーカーとして君臨していたのですが、何故か日本からの安いギターに駆逐され、オルガンなどに路線変更しようとした時に 社長が交通事故で亡くなってしまい60年代後半に終止符をうってしまったのです。
このギターはEKOの中でもかなり派手な部類に入るギターでトリプルカッタウェイと呼ばれており、ネックもこの時代では細く薄い。音はかなり高音に偏った音で 低音が出ません(笑) 悪く言えばペンペンの音です。
このEKO 700-4Vは以前から欲しいと ずっと思っていて 60年代当時 寺尾聡氏の在籍したザ・サベージのギタリスト 林廉吉氏が使っておりました。